『癩王のテラス』
Video will not be published (Available Period: until 10/4/2021 (Mon) 23:59 JST)
perky pat presents R.O.D.S. 癩王のテラス
公益信託キャンドル演劇奨励基金 助成作品
R.O.D.S.とは、R:朗読(rohdoku)、O:造形物(object)、D:ダンス(dance)、S:音楽(sound)から構成される作品であることを示し、perky pat presentsでは、これらの手法を用いた新しい舞台表現を創造することを目指します。
聴覚に訴える声と視覚に訴える肉体を表現の中心に据え、身体が発するパフォーマンスで構成します。この企画は、あいちトリエンナーレ2019舞台芸術公募プログラムへの参加(perky pat presents R.O.D.-今昔物語-)をきっかけに、ジャンルを越えた表現を融合させる試みとして、芸術文化の振興を目的として始まりました。『ROD』は「小枝」を意味し、『S』を加えることで複数形となり、一つの樹木から多くの小枝が広がるように、表現のみならず、人をつなげていくことを目的とします。
そして今回、上演作品として選んだのは、透徹した美意識に貫かれ人間存在の深淵を鋭く穿つ、三島文学の精髄の結晶ともいうべき、三島由紀夫氏最後の戯曲『癩王のテラス』。そこに描かれた不可視なものへの不安と畏怖、錯綜する人間関係と愛憎の相剋、信頼と 背信、絶対の価値とその崩落、生と死、等々の諸問題は、作者没後半世紀を経た現代に生きる我々にとっても身に迫る課題であり、そのテーマは常に新しいものです。流麗にして格調高い日本語(やまとことば)によって構築された荘厳な三島文学への崇敬を礎に、作品世界を舞台化したいと考えています。
perky pat presents R.O.D.S.
癩王のテラス
作:三島由紀夫
演出:加藤智宏
【朗読】
堀伸夫
早川綾子
田前寿信
太田久子
【ダンス】
魂宮時
松林由華
服部哲郎(afterimage、archaiclightbody)
【美術】
ヨコヤマ茂未
【音楽】
小野浩輝
【スタッフ】
照明:花植厚美(flower-plant)
照明オペ:馬場祥
音響:間瀬卓哉(A.S.B Sound)
大道具:井上知也
衣装:菅井一輝(office cassini) 佐藤亜矢
宣伝美術:アートワーク|ヨコヤマ茂未 デザイン|岩田和也(Pligraf)
映像収録:田中博之
制作:加藤智宏
主催:office Perky pat
協力:七ツ寺共同スタジオ afterimage archaiclightbody 円頓寺Les Piliers
【収録会場】 七ツ寺共同スタジオ(名古屋・大須)
※本公演は、ライブ配信1回とその後二週間のアーカイブ配信に対して、三島由紀夫『癩王のテラス』の著作権許可を得ています。
※出演を予定していました紫堂恵は降板いたしました。ご了承くださいませ。